令和5年度 学校長挨拶

 令和5年度 校長挨拶 

   

 ようこそ 北海道七飯高等学校のホームページへ。本校がある七飯町は、大沼国定公園や赤松並木などの観光資源を有し、首都圏と直結する新函館北斗駅に隣接しており、西洋式農法の発祥地として北海道が農業王国となる基礎を築いた町であります。

 今年度も、本校は北海道教育の基本理念である「自立と共生」をもとに、渡島地方・七飯町の歴史と伝統ある教育風土を踏まえながら、生徒一人一人の進路決定や資質・能力の伸長のために、手厚い指導と支援に取り組みます。

 また、教職員は「自己管理能力」、「総合的人間力」、「社会人基礎力」の3つキーワードを常に念頭に置きながら、教科指導とキャリア教育、教育相談の工夫・改善に取り取り組み、日々の教育活動の質の向上に取り組みます。


 1 進路決定

 ・学校教育法第51条には、高校の目標として「社会において果たさなければならない使命の自覚に基づき、個性に応じて将来の進路を決定させ、一般的な教養を高め、専門的な知識、技術及び技能を習得させること。」と記述されています。この文言にある「進路を決定させる」ことが、中学校と高等学校の大きな違いです。ただし、本校においては、単に進路を決定させるのではなく、進路を決定していく過程において、「自己管理能力」と「社会人基礎力」(アクション・シンキング・チームワーク)を丁寧に育てていきます。生徒一人一人の未来と可能性は扇状に広がっておりますが、世界と日本の現状は明るいとは言いがたい状況です。その世界のなかで、「世に出て泣く」ことがないよう、高校3年間で「人生の設計図」を確実に創ることに取り組むカリキュラム・マネジメントを進めて参ります。

 

 2 人格の完成

 ・教育基本法には、「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」とあり、それを受けて「普通教育の成果を更に発展拡充させて、豊かな人間性、創造性及び健やかな身体を養い、国家及び社会の形成者として必要な資質を養うこと」が高校の目標となっております。そこで、本校では、教科指導や総合的な探究の時間、特別活動、部活動、生徒会活動、ボランティア活動など、あらゆる場面で「総合的人間力」の伸長を目指します。


 3 予防的・開発的教育相談

 ・「居場所づくり・仲間づくり」が高校生活を充実させます。現代においては、「いじめの未然防止・早期発見・早期解決」 が学校の使命となっております。また、残念なことに、現在の大人の社会においても、各種のハラスメントが存在しており、企業や地域社会においても各種の相談窓口が設置されております。本校においては、相談窓口を設置するだけではなく、今年度から「校内特別支援教室」を開設し、各種の支援活動を工夫しながら、予防的かつ開発的な教育相談等を実践しつつ、生徒の「居場所づくり・仲間づくり」を支援して参ります。


 4 超スマート社会におけるキャリア教育

 ・多くの学校では、「社会の急速な変化に対応するキャリア教育の推進」をキャリア教育のスローガンとしております。しかし、社会の変化を後追いするカリキュラム・マネジメントでは、22世紀まで生き抜く生徒への資質・能力の育成はできません。本校では、地域と連携しながら「超スマート社会におけるキャリア教育のプラットフォーム」を完成させ、先駆的なキャリア教育を推進したいと考えております。今年度は、コロナ禍による制限の緩和状況を見極めながら、七飯町内の関係機関等と連携した取組を推進したいと考えております。加速的に悪化することが予想される雇用環境の中でも、力強く経済的自立を達成するスキルの育成について工夫・改善して参りたいと考えます。


 昭和58年創立の本校の校訓は「学鍛敬」です。「学」とは「Learn Actively」、「鍛」とは「Try Hard」、「敬」とは「Respect Each Other」です。学鍛敬のスローガンで、生徒が3年間の高校生活で「人生の設計図」と「心の羅針盤」の両方を手に入れることができることを目標に、教職員一同が心を込めて丁寧に教育活動に取り組んで参ります。


                               令和5年4月   北海道七飯高等学校長  菅 原 雅 之

 

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◆生徒の送迎について
 登下校の時間帯は、学校前の道路や正門近くがたいへん混み合います。また、本校近くには「ほんちょう保育園」もありますので、登下校時の自家用車での送迎時には、次にしたがってくださいますようお願いいたします。 
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 進学や就職で住居を移す場合は、住民票の異動もお願いします。 
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