7月19日(土)、亀田交流プラザで行われたボランティアスクール「視覚障がい講座」に、本校のボランティア局員7名が参加しました。他校からは函大柏稜高校、市立函館高校、函館西高校の生徒たちも参加し、共に学びの機会を共有しました。
講座の冒頭では、「目が見えない世界を知ってほしい」との思いから、参加者全員にアイマスクが配られました。視覚障がいには、まったく見えない「全盲」と、一部見えるが生活に支障がある「弱視(ロービジョン)」があることなど、基本的な知識について学びました。また、「視覚に障がいがあっても、できることはたくさんある」というメッセージが印象的でした。
体験活動では、アイマスクを着用したまま音の出るボールを使い、音の方向を当てたり、指定された方角へボールを転がしたりするゲームを行いました。さらに、62人全員で耳だけを頼りに点呼を取るというチャレンジも行いましたが、5回挑戦しても全員の声を正しく確認することはできず、視覚に頼らずに情報を共有する難しさを実感しました。
生徒たちは今回の体験を通して、視覚障がいに対する理解を深めるとともに、自分たちにできることを考える貴重なきっかけとなりました。